2016.07.23
ピアノ学習者なら弾きたいブルクミュラー。
「今度の発表会にはアラベスクを弾きたい♡」
と早々とリクエストする生徒さんがいたり、
「貴婦人の乗馬」「スティリアンヌ」「バラード」あたりは相変わらず人気のようです。
写真の楽譜は、子供の頃に使っていた全音楽譜出版社のもので、レトロなデザインの表紙と定価130円(!)が時代を感じさせます。
裏表紙には、年月日と「6才1ヶ月~6才8ヶ月」と親が書いた文字が残っており、私はその年齢で弾いていた事がわかりました。
当時、習っていた先生はとても優しくて、
だいたい弾ければ◯を下さったので、毎週どんどん進んだのだろうと思います。
曲のテンポ、強弱、表現…などを厳しく指導されることも無く、幼稚園児~1年生だった私はブルクミュラーを「なんとなく弾いていた」のでしょうが、子供ながらにも「舟歌」の♭4つの調と少し大人っっぽい曲想を新鮮に感じた事を覚えています。
私のレッスンでは「ブルグミュラー、だいたい弾ければ◯」はありえません(笑)
生徒さんが、曲のタイトルからイメージをふくらませたり、自分なりの表現ができるまで、しつこく指導しています。