2017.05.29
先日、2年ぶりにレッスンを再開したいという小6の女の子の体験レッスンをしました。
こちらの用意したカリキュラムをレッスンせず、かつて習っていたテキストをレッスンするという形です。
レッスンを中断した理由はいろいろあるようですが、ブランクのせいでイマイチ自信がなくなっているようにも見えました。
弾ける弾けないはともかく、読譜力はあるようなので「大丈夫だから」と声かけをしました。
現在進行形でレッスンに来ている生徒さんも家での過ごし方でレッスンに自信がない時もあります。
自信がない生徒さんが決まっていうセリフが
「たぶん弾ける」「弾けないかもしれない」
という仮定形の言葉
私は上手く弾けなかった事に関して叱ることはありませんが、自分の1週間を曖昧な仮定形で濁してしまう事は好きではありませんので、具体的にお話してくれるまでとことん話をして聞き出します。
自分の事なのになぜ「多分」「かもしれない」なの?
できない、わからないならそこからレッスンするから仮定形は使わない。
出来ないことをちゃんと伝えてくれないとどこからレッスンして良いか先生もわからないよ?
というカンジで仮定形が口から出る事に言っています。
お陰で皆さん「ここからここまでは弾けるが、ここから先は家では上手くできなかった」とお家の練習の結果を具体的にお話できるようになりましたε-(´∀`*)ホッ
自分に自信がない時、どうしても「かもしれない」で相手に納得して欲しいことがあるのかもしれません。
生徒さんの場合、弾けなかったら怒られるかも…という思いもあるのでしょう。
誰しも自信の持てないことはスルーしたいところです。
でも、自信のないところや出来ないところこそ明確にしてクリアーしていくことがレッスンだと思っています。