2017.02.07
先日、小学5年生のAちゃんが
「弾いてみたい曲があって・・花の歌なんだけど・・」
と言ってきました。
Aちゃんなら十分弾ける曲なので、練習曲と併せてさっそく練習を始めました。
花の歌はランゲという作曲家が作った有名なピアノ曲です。
華やかで美しくて人気のある曲なので、私も何度か生徒さん達に弾いて聴かせてあげたことがあります。
教室ではその曲が弾きたいという子がよくいますし、
「お母さんが、いつか花の歌を弾いてほしいって言ってた」
という子もいました。
Aちゃんが花の歌を弾きたいと思ったのも、ピアノが好きなお父さんが、「弾いてみたら?」と、Aちゃんに動画を見せてくれたのだそうです。
Aちゃんは今年の発表会でも、難しい曲に挑戦してとても上手に弾けたので、Aちゃんのお父さんは、もっと聴かせてほしいと、Aちゃんに弾いてほしい曲を探されたのかもしれません。
親がいつか弾いてほしいと思う憧れの曲を、子供が弾いて聴かせてくれるなんて、素敵ですね。
Aちゃんは練習熱心でよく弾ける子なので、きっと花の歌も上手に弾けるようになると思います。
Aちゃんが弾けるようになった花の歌を聴かせてもらうのは私も楽しみですが、Aちゃんのお父さんはきっととても喜ばれるでしょうね。
Aちゃんがお父さんに弾いて聴かせてあげるところを想像すると、とても素敵な光景で、私まで幸せな気持ちになります。
楽器を演奏するのは、自分が楽しめるだけでなく、聴く人を楽しませてあげることもできますし、ピアノは1人でメロディも伴奏も奏でることができる素敵な楽器です。
そして、弾きたい曲を練習するのは楽しいものです。
生徒さん達には、いろいろなピアノ曲を聴いて、弾いてみたい曲や、今は弾けなくてもいいので、憧れの曲を見つけてほしいと思っています。
ピアノが弾けるって、やっぱり素敵だな・・と、改めて思う出来事でした。