2016.02.08
久しぶりのトピックスです(^^)
あっという間に2月ですね。
先週も、石嶺先生のテクニッククリニックのセミナー2回目に行ったり、ジャズピアノの先生のところにレッスンに行ったり、充実した日々を過ごしています(^^)
タイトルについて…
私が会員になっているピアノ講師ラボから毎月届く、ピアノ教育についての勉強のCD。
ピアノ教育界で有名な先生との対談が録音されたCDが届きます。
今月は、渡部由記子先生との対談。
渡部先生といえば生徒さんのコンクールの受賞歴が素晴らしい先生。
その先生のお話が聞けるということで、楽しみにしていました!
先生の指導法のなかで、7時間レッスンや、お家で1日に12時間練習を達成させるなどのお話があり、徹底的に指導をされているんだな…と別次元のお話のように感じ、圧倒されました…!
1音ずつ指導をしていく…
素晴らしいなと思いました。
1音1音こだわって、良い音が出せるまで一緒に練習されるようです。
それに、渡部先生は絶対に怒ったりしないそう。
必ず少しでも伸びているところを見つけて褒める。
そうすると子供達は、自分はできるんだ、また褒められたい、と、さらに努力をする好循環になるようです。
話はタイトルのことに戻りますが、
「自分の限界を決めているのは自分自身」
という言葉がとても印象に残りました。
これをメンタルブロックというそうです。
自分はどうせこの程度だからできるはずがない、そう考えると本当にそうなってしまう。
本当はできるはずだとしても。
自分が必ずここまで出来るはず、と思えば、そこに辿り着くことはできるそうです。
たとえどんな高い目標だとしても!
とても共感しました。
指導者や親が、この子はここまでしかできないかな、と思ってしまうことも、同じようにその子の限界を決めてしまうそう。
子どもは、大人が決めた限界より上に、自分で行くことは基本できないそうです。
この考え方はレッスンでもすごく役立つなぁと思いました。
練習にあまり乗り気でない生徒さん…
新しい宿題は1曲くらいでないと無理かな、とゆっくり進めていました。
でも、こういう風に私が決めてしまえば、本当にそうなってしまう、ということですよね…
今回のCDを聞いて、そういう生徒さんに思い切って、新しい曲を5、6曲、宿題に出してみました。
あなたならできるから!
これができたらどんどん上手になるよ!
という期待の言葉も忘れずにかけて…
すると、見事全曲練習してきていました。
その前の週までより、練習量も増えたとのこと!驚きました。
レッスンでの表情も、それまでとは全然違っていきいきとしていました。
また次もたくさん練習してくる!と自分から言ってくれました。
私がその生徒さんの限界を決めていたのかもしれない…と思いました(._.)
生徒さんみんなが、伸びていく芽を持っているんだろうなぁ、と。
それを伸ばす時に、自分自身が限界を作ってしまう。そのきっかけになるのは指導者や親かもしれない…
自分はあんまり弾けないから、と何かのきっかけで思うと、自信もなくなり、できるはずないからとだんだんピアノの練習量が減っていくんじゃないかなと…
私はもっとできる!と生徒さんみんなに思ってもらえるようなレッスンがしたいです。
生徒さん一人一人の伸びる芽を、ぐーんと伸ばしてあげられたらいいなと、すごく燃えてきました!笑
それから、お母さんがたもお家で、たとえあまり練習していなくても、嘘でもいいから、最近よく練習してるね、と言い続けるとだんだんその通りに練習するようになっていくそうです。
嘘でも言う、というのもなかなか難しいことですけど…^_^;
練習したら褒める、ではなく、
褒めると練習するようになる。
練習したら褒めよう!という考えだと、いつまでも褒める機会は来ないかもしれません^^;
全員に当てはまるわけではないかもしれませんが、期待されたり、褒められると嬉しくなりますよね(^^)
いろいろ考えさせられたので、書いてみました!
また来月の対談CDも渡部先生のお話の続きなので、楽しみに待とうと思います(^^)