2015.11.07
家庭用学習カードの使い方を説明してきましたが、一応これで最後となります!
今日は「模様読みカード」についてです。
音符読みは、以前にもご紹介した丸子先生のおんぷカードを使っていますが、そちらのカードと併用して使っていきます。
おんぷカードでは、ひとつひとつの音がパッとすぐ読めるように訓練していきます。
これもとても大切なことですが、もう一つ、譜読みをするときに大切なのが、前後の音のつながりから何の音か判断する力です。
例えば、2本線があって、最初は下の線に音符が書いてあり、次は上の線に音符が書いてあれば、2音を比べたとき、「音は高くなっていて、しかも一つ飛ばしになっている」ということが分かるはずです。
なので、最初の音がドと分かったら、次の音がミ、と読めるという能力です。
それから、下の線の上に音符があり、次は2本の線の間に音符があるとすると、隣に上がっている、ということになります。(ド、レ)
でも、幼いお子さんにとっては結構これが難しいです(^-^;
その力をつけるために作ったのが「模様読みカード」です。
写真の上の5枚がレベル1、下の5枚がレベル2となっていて、レベル1が理解できるようになった生徒さんにはレベル2のカードを渡しています。
♪使い方♪
①それぞれのカードの一番左の音を決める。(お母さんに決めてもらう)
ド~シまで、どれでも良いです!
(例:写真左上のカードを使って…最初の音をミと決める)
②そのあとに続く2つの音(レベル1の場合)がなんの音か、前の音からのつながりで考えて言う。
(例:最初の音がミだったので、次に続く二つの音はソとミ)
③音名をいうことに慣れたら、ピアノで弾いてみる。(歌いながら)
(幼い生徒さんは意外と、「上がるとピアノの鍵盤上では右に行く」、「音が下がると左に行く」、ということがはっきり分かっていない場合があります)
それを理解してもらうために、ピアノで弾くことはとても効果的です!
カードは裏表印刷で、10種類ずつ問題があります。
最初の音を何にするかで、何種類もの問題ができます。
さらにカードは上下をひっくり返せばまたパターンの違う問題になるので、どれでもできるように頑張ってみてほしいです♪
一つ飛ばしの上の音、下の音が何の音かを、音階の中から頭で考えることもできるので、音列も得意になるのではないかな、と思います。
歌いながら弾けば、音感も身につくし、一石三鳥くらいのカードです!!(・∀・)
これができるようになると、本当に楽譜がスラスラ読めるようになります。
がんばってお家で練習してくださいね~♪