2018.06.04
今日は娘のお友達が遊びにきてくれました。
我が家の娘は小1です。
お友達はピアノを習ってなくて、うちに来るとずーっとピアノを弾いているんです。
でも習っていないからどう弾いたら良いのかわかなくて、ペダルを踏みながらたどたどしく指を動かす。
そこで、「ペダルを踏みながら、黒い鍵盤だけ弾いてごらん」と声をかけてみました。
黒い鍵盤だけなら音のぶつかりがなくて綺麗な響きが作れるのです。
さらに、
「空を飛んでいるイメージかな?それとも海の中かな? イメージして弾くとステキな音楽が作れるよ」
と声をかけると、彼女はずーっとピアノに向かって自由に、ステキにピアノを弾いていました。
その姿は真剣そのもの。
よーく音が聞けています。
さっきのように固い音ではなく、力の抜けた優しい音。
彼女の頭の中にはどんな物語が浮かんでいたのでしょうか。
弾き終わった彼女に
「ステキだったね」と声をかけると、
満足気な顔でニッコリ。
これこそが本来の音楽を楽しんでいる姿ですね。
レッスンが始まると楽譜に書かれてある事に目がいきがちですが、もっと子どもが心から音楽を楽しんで弾けるよう導いていかなくては!とあらためて思い直した瞬間でもありました。
今週は新しい生徒さんの体験レッスンもあります。
今日の出来事を心に刻んで、レッスンを楽しみたいと思います。