2015.06.10
6月7日(日)に、児嶋一江先生のセミナーをカワイ梅田コンサートサロン『ジュエ』で受講してきました。
ベートーヴェンのピアノソナタ、ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全6回シリーズの第1回目の講座で、ベートーヴェンの初期の作品から順に、ベートーヴェンとその作品についての解説から始まり、ピアノソナタの公開レッスン、先生のソロ演奏、そしてピアノとヴァイオリンのためのソナタの演奏がありました。
今まで、児嶋先生のコンサートには何度か伺ったことがあったのですが、講座は初めてなのと、コンサートサロン『ジュエ』も初めてだったので、楽しみにして伺いました。
最初の解説では、知っていたこともありましたが知らなかったことも多く、とても勉強になりました。
今まで、ショパンの作品のみ、その作品が作曲された背景も考えて演奏するように指導しておりましたが、ベートーヴェンもまた同じ...というより、本来は、全作品についてもそのようにすると、より作曲家の気持ちに近い演奏ができるのではないかと思いましたが、現実には全作品についてそこまでするのは時間的にも厳しいものがあるかなと。。。
なので、コンクールとか何かの本番がある曲だけでも、曲の背景、作曲した当時の作曲家のおかれていた状況などを考えてみたいと思います。
公開レッスン(ピアノソナタ第4番第1楽章)では、ベートーヴェンの作品らしく仕上げる方法やマル秘テクニック?!等を教えていただき、早速、弾きにくそうにしている我が息子に教えてあげました。
聴きに来られていた方々は、大学生以上くらいの大人や年配の方が多かったのですが、中高生にも役立つものだったと思います。
先生のソロ演奏は、ピアノソナタの『悲愴』全楽章でした。
公開レッスンでの模範演奏もそうでしたが、ベートーヴェンらしさ、多彩な音色、テクニック...、どれも凄いです。
また、ピアノとヴァイオリンのためのソナタ(スプリング)では、普段あまり耳にする機会の少ないヴァイオリンの音色に触れることができ、ベートーヴェンがどちらの楽器にメロディーを持ってきて、伴奏はどのような形で...ということを考えながら興味深く聴くことができました。
まだまだ勉強すべきことが沢山あることが実感できた一日でもありました。
頑張らなければ!!
児嶋先生及び出演者の皆様、カワイのスタッフの方々、ありがとうございました。