手や指などの故障をしないためにも正しい奏法を身につけましょう
2013.09.15
「ピアノの弾き過ぎで腱鞘炎(けんしょうえん)になった」「1曲弾いたら腕が痛くなった」なんて言っている人はいませんか?昔はよく聞いた話ですが、今はいないだろうと思っていました。でも時々いらっしゃるようですね。残念なことだと思います。それでピアノが嫌いになってしまったら、すごく残念だと思います。
ピアノは確かに大きな楽器で、大柄な西洋人の国からやってきたものですが、とても進んだ機能を持っていて、小柄な女性でも子供でも楽に弾けるようにできています。ただ、基本的な奏法を身に着けるということを無視して、目先の曲をこなすとかその場限りの面白おかしさだけを追い求めるということを続けていると、弾き方に不自然なクセがついて、結局弾けなくなってしまうこともあります。
宝塚音楽アカデミー~ピアノ・ソルフェージュ教室~では、日々のレッスンの中で、ピアノ・音楽の楽しさや面白さを追求するのと同時に、無理のない自然な奏法を少しずつ身に着けるということを常に心がけています。これは、地味なようでも長い目で見て結局上達への早道でもあり、一生楽しくピアノとつきあう最上の方法だと考えています。