2015.09.01
こども達の大好きな「よろこびのうた」、ベートーベンの作曲です。
新しくこの曲に入った小学1年生の女の子☆ちゃんのレッスンの時、弾いて聴かせてあげると、「あ!聴いたことある!!」と目を輝かせています。
とうとう、というか、いよいよ、というか、生徒さん自身、こういう名曲を自分が弾けるようになった事に、喜びと自信が溢れている様子です。
ベートーベンは1770年に生まれ、1827年まで、57年間の生涯で、約900曲も作曲しました。(ムジカノーヴァ「作曲家ツリー」参照)このうち、第九と呼ばれる、喜びのうたのように、交響曲は全部で9曲です。
ハイドンの交響曲は、108曲ですから、(ハイドンが「交響曲の父」と言われる所以です)
それに比べると少なく思えますが、ハイドンは77才までの長命だったことも関係があります。
ベートーベンは27才頃から耳が聞こえなくなり、作曲家として致命的な境遇に、苦しみました。「なのに、ベートーベンは、どうして喜びの歌を作ったのかな?」との質問に、☆ちゃんは「う~ん、何かいいことがあったのかなぁ???」
「そう♪大正解!!」・・・それは…ベートーベンは、晩年には、自分を支えて来てくれた人たちへの感謝の気持ちで心がいっぱいになり、自分の辛い境遇にも負けない、優しく強い心を持てたからなのです。
みんなに喜びがたくさんありますように、幸せがたくさんありますように、と人々の幸せを願って、この曲を作りました。
だからこの曲は今もみんなに愛されているんですね。
「よろこびのうた」を、いきいきと弾けるようになれたら楽しいですね♫
お家の方にも聴いていただけたら、みんな幸せな気持ちになりますね♡