2018.09.28
現在、幼稚園教諭、保育士、小学校教諭を目指している生徒さんがいらっしゃいます。小学生、中高生、大学生と、ピアノ歴も様々。
一番の理想は、幼稚園や小学生低学年からピアノを習うことなのですが、
小学校高学年や、中高生になってピアノを初めて習われる方もいらっしゃると思います。
ピアノは上達するにも時間がかかる楽器ですし、
受験にはピアノ実技がなかったとしても、
幼稚園教諭や保育系の短大、大学、専門学校に入学してからは
ピアノ実技はついて回ります。
音楽的自立ができている生徒さんは入学しても
ピアノにあまり苦労することも少なく学校を過ごすことが出来ていますが、
そうでない場合、学校の課題がでる度に四苦八苦していらっしゃいます。
ピアノを弾けさえすればいいのではなく、各学校にもよりますが、
弾き歌いがあったり、初見演奏、メロディーを弾きながら伴奏を考えて弾く、
あと音楽理論もあります。学校や、ピアノレベル別によって課題も異なりますが…
普段のレッスンやお家での練習が十分にできている場合は、
順調に進んで余裕をもってレッスンができますが、
練習があまり出来ていないケースは、残念ながらせっかく弾けても、
次のレッスンに来た時にはすっかり忘れて弾けないということも
無きにしも非ず…
習っているから大丈夫ということでなく、本人のピアノ練習への意識や、やる気によって上達の速度も変わってきます。練習の仕方も大事です。
逆にピアノ歴が短い生徒さんでも、危機感を持っている方は、練習へのモチベーションも高く、着々と基礎力をつけている生徒さんもいらっしゃいます。
また伴奏づけや、簡単なコードのレッスンも余裕のある生徒さんにはしています。少し先に行くくらいのレッスンの方が、大学等に入学された後でも気持ちに余裕が出てくるので、指導者としてそのようにしてあげたい思いがあります。
練習をしない状態が続くと、大学等の入学後の苦労が想像がつきますので、困らない様に、本人に折に触れてお話ししたり、必要だと思った時は、カツを入れてしまうことがあります。
特に保育士等になりたい生徒さん(目的のある生徒さん)は、優しいだけのレッスンでは伸びないですし、厳しすぎるレッスンもどうかなと思いながら、指導者として悶々と過ごすこともあります。
練習に対するモチベーションがイマイチの生徒さんには特に、
レッスンでは出来るまで何度も練習してもらい、
「これくらいのレベルまでに達しないと合格しないのだ」ということを生徒さんに感じてもらい、そこで練習への意識が変わると伸びも大きいです。
こうして書くと、私は厳しい先生でスパルタ!?っと思われるかもしれませんが、決してそうではないので安心して下さい。本当に頑張らないといけない時に、頑張っていなかった場合は、叱る場合はありますが(^_^;)
思春期を抱えた生徒さん、学業に部活、塾、そしてお友達関係と、取り巻く環境も様々ですが、気持ちがナーバスになったりすることもあるかと思います。
ピアノが息抜きになったり、弾く喜びを味わっている生徒さん、
保育士などを目指している生徒さんなど色々ですが、そこは生徒さん一人一人に合わせてレッスンしています。