2016.04.10
発表会を区切りでレッスンを辞めると言っている中3の生徒さんがいます。
年長から、続いて来て真面目にピアノにとりくんできただけにとても残念な気持ちです。
部活に勉強に忙しい上に、通学距離もあるので、なかなか思うように練習ができず、辛いところなんでしょうね。
決してピアノが嫌いなわけでもないし、今夢中になっている事も具体的にはないらしいのです。
でも、練習しなければ上達できないことは本人がよく自覚しているのでよけいに負担に感じてしまうんでしょうね。
あるピアノ教育研究家の方の本の中に、その方の経験に基づいた、指導者へのアドバイスが書かれていたのを思い出しました。
それによると、練習できなければ練習しなくていいレッスンをして上げて、中高6年間を乗り切り、その後時間に余裕がでてきて、ずっとピアノを楽しむ人でいられる場合があるというのです。
その内容については次のトピックスで紹介します。
いずれにせよ、辞めてしまえばそれまでですよね。ピアノの蓋を開けることはなくなってしまうかもしれません。
どう繋いでいくかを模索していきたいと思っています。