2026.02.21
トロンボーン奏者の村田厚生先生のセミナーを受けてきました。
オープニングに演奏してくださったグレゴリオ聖歌の豊かな音色と先生の歌心にまず心を奪われました。
神様の言葉を伝える楽器であった、という認識があったのですが、その音色に納得です。
そのグレゴリオ聖歌から、ラヴェルのボレロ(トロンボーンにとって鬼門の曲だそうです)、楽器の部品をつけたりはずしたり、のジョン・ケージの楽曲、言葉をトロンボーンで表す、動作をトロンボーンで表す‥素敵な演奏のみならず、思わず声を立てて笑ってしまうようなパフォーマンスの数々を楽しいお話と共にたっぷり聞かせていただきました。そして楽器の演奏者なのに歌声もたくさん聞かせていただきました。人間の声と直結した楽器なのでしょうね。
圧巻は25絃筝の山本先生とのアンサンブル。あまりにも心地よい響き。トロンボーンと同じく、調弦が自由なお箏とは相性がいいのではないでしょうか。
スライドでピッチが自由になるので伴奏楽器として便利な楽器であること、誕生してから600年、ほとんど姿が変わらないこと、素朴で、にもかかわらず多彩なな表現ができてなんと愛おしい楽器でしょう。
現代音楽についてのお話だということだったので、多少難解な部分もあるのかと覚悟して出かけましたが、終始楽しく心地よい、あっという間の時間でした。