2025.11.29
ピアノが大好きなK君。
いつも音楽を楽しむように、のびのびと演奏する姿が印象的な生徒さんです。
そんなK君も小学5年生になり、塾で忙しい毎日。曲もだんだん難しくなり、「ちょっと大変だなあ」と弱音を吐くことも増えてきました。
そこで7月から、目標として挑戦することになったのがヨーロッパ国際コンクールでした。
K君がエントリーしたのは、<課題オリジナルコース 小学5・6年生部門〉。地区予選、地区本選、地区大会と、長い道のりです。
■ 地区予選
課題曲は、ギロック《雨の中のふんすい》。
大好きな曲ということもあり、K君らしいのびやかな演奏で、見事に通過しました。
■ 地区本選 ― 初めての挫折
次の地区本選では、バロック・古典派の作品が課題。W.F.バッハ作曲《春》を選びました。
ところが本番では、いつものK君とは少し違う様子。
後で話を聞くと、自分の前の演奏者がとても上手でテンポも速く、すっかりのまれてしまい、最後まで自分を取り戻せなかったそうです。
初めて味わった「思うように弾けなかった本番」。
年齢が上がり、周りを意識し始めたからこその経験だったのかもしれません。
「これは通らない…」と結果も聞かずに帰った数日後、
まさかの通過連絡。
本人も私も、驚きました。
■ 地区大会 ― 失敗を力に変えて
「次こそは」と、前回の経験をしっかり振り返ったK君。
緊張しないためにどうしたらいいかを自分で考え、納得できるまで練習を重ねていました。本番直前には、イヤホンで自分の演奏を聴いてからステージへ。
そして本番後に聞いた言葉が、とても印象的でした。
「賞がもらえなくてもいいくらい、満足のいく演奏ができた!」
本番で“満足できる演奏”をすることは、実はとても難しいことです。
地区本選での悔しさをしっかり受け止め、次に活かしたK君の姿に、胸がいっぱいになりました。
そして結果は──
金賞🥇!
初めてもらったトロフィー🏆を手にしたK君の嬉しそうな笑顔は、忘れられません。
K君、本当によく頑張りました。おめでとうございます👏
今回のコンクールで経験した、嬉しさも悔しさも、すべてが大切な宝物です。
これからもたくさんの音楽と出会いながら、
ますますピアノを好きになって、いろいろな曲にチャレンジしていってくださいね!