2025.11.03
10月は、珍しく4回もコンサートを聴きに行きました。
すでにブログでもご紹介した大嶺未来さん、宮谷理香さんのコンサートに加えて、
26日の「楽しい音楽会」と27日の小塩真愛さんのリサイタル。
2日続けて、音楽の喜びと幸せをたっぷり味わう時間となりました。
🌸「楽しい音楽会」で感じた“音楽の幸せ”
「楽しい音楽会」は、樹原涼子先生の発表会。
昨年は私も出演しましたが、今年は客席からゆっくりと楽しませていただきました。
先生の出来立てのバロック曲に始まり、大人クラスによる「おんがくえほん こっけん」全曲演奏、ピアノランドの作品、新作のバロック曲、卒業生たちの演奏まで——どの瞬間も“音楽って楽しい!”と感じる心温まるステージでした。
特に印象的だったのは、大人のクラスで先生のご主人様も一緒に学び、演奏を披露されたこと。ご夫婦で音楽を分かち合う姿に、会場全体があたたかな空気に包まれました。さらに大人のクラスの3人が「こっけん」の曲を朗読劇にまとめて披露。朗読もピアノも演技が一体化されて引き込まれました。
「Happy Life」の演奏では、涼子先生の歌声と出演者の合唱、さらにくちぶえ奏者・分山貴美子さんの音色が重なって、奇跡のような響きが生まれました。
「Happy Life」の演奏では、涼子先生の歌声と出演者全員の合唱に、くちぶえ奏者・分山貴美子さんの音色が重なり、会場に奇跡のようなハーモニーが生まれました。
スペシャルゲストとして出演された分山さんのくちぶえの音楽は、それまで聴いたことのない別世界の響き。広い音域と柔らかな波のような音に包まれ、まるで空気がきらめいているようでした。
知らない音楽の世界に触れ、心が弾む気持ちで帰路につきました🎵
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🎹小塩真愛さんのリサイタルで感じた“音楽の深み”
翌日の27日は、東京文化会館小ホールでの小塩真愛さんのコンサートへ。
小塩さんとはピティナ・コンペティション鳥取大会の審査で初めてお会いし、そのお人柄に惹かれ、いつか演奏を聴きたいと思っていたので、この日を心待ちにしていました。
前半はバッハとスクリャービン、後半はショパン。
前半はゴールドと黒の華やかなドレスで、重厚なバッハと神秘的なスクリャービンの世界を。
後半は白の柔らかなドレスで、ノクターンのppの美しさに息をのみ、最後は壮大なショパンのソナタで締めくくりました。
その演奏は、まさに“人柄がにじむ音楽”。
音の一粒一粒に優しさと誠実さが宿り、静かに心の奥を満たしていきました。
東京藝大で教鞭をとられる小塩さんが、初めて東京文化会館で演奏されたという特別な夜。
感極まるその瞬間に、私も胸が熱くなりました。
10月は音楽に包まれた幸せな月。
音楽は、聴く人の心にそっと寄り添い、優しく灯をともしてくれる——
改めて、そんな奇跡の力を感じた2日間でした✨