2025.10.14
10月12日、「三浦みどり先生を囲む会」第21回が、あたたかな拍手に包まれて幕を開けました。
2002年、代々木上原のムジカーザで始まったこの会は、毎年、先生を慕う門下生が集い、音楽と想いを分かち合う大切な時間。今年で21回目を迎えると思うと、胸が熱くなります。
初期の10年ほどは、門下生たちの熱演のあとに、先生ご自身の30分にも及ぶ心に響く演奏が恒例でした。その澄んだ音色と情熱は、今も多くの人の記憶に深く刻まれています。
ところが2013年、先生がロングライフへお引っ越しされ、さらに転倒による怪我も重なり、ソロ演奏の機会は少しずつ減っていきました。それでも先生は、私たちと連弾というかたちで音楽を共にし続けてくださいました。今年は連弾もご無理となりましたが、先生が会場にいらっしゃるだけで、その空気はやさしさとあたたかさで満たされていました。
しかも今年の開催日は、三浦先生の卒寿―90歳のお誕生日当日!
幕開けは、門下生6名による渾身の演奏。どんな大舞台よりも緊張すると言われるこの会で、私も感謝の想いを込めて一音一音を丁寧に奏でました❤️
さらに、幹事さんが企画してくださった寸劇「人生百年」では、出演者の語り、演技、ピアノ、そして私たちの合唱がひとつになり、心温まる祝福の時間に。手作りの企画に込められた深い愛情が会場全体に広がり、先生の笑顔が何よりのご褒美となりました。
一年に一度の「三浦みどり先生を囲む会」。
来年もまた、あの優しい笑顔と音楽に包まれるひとときを、心から楽しみにしています🌟