2025.08.25
今年も心待ちにしていたピティナ・ピアノコンペティションの集大成、特級ファイナルを聴くことができました。
8月22日、サントリーホールへ足を踏み入れると、ファイナリスト4名を応援する熱気に満ちた大勢の人々で会場はいっぱいでした。
生オーケストラとの共演で繰り広げられるピアノ協奏曲は、毎年この上ない楽しみです。
4人それぞれが異なる楽曲を披露し、同じピアノからとは思えないほど多彩な音色と豊かな音楽が溢れ出します。どの演奏も心躍る感動を与えてくれ、「今年も聴きに来てよかった」と心から感激しました。
想像を絶する努力と才能を兼ね備えた4人の若き才能に、これからもエールを送り続けたいと強く感じました。
すべての演奏を聴き終えた後は、親しい先生方と食事をしながら、結果発表までの時間を待ちます。この和やかなひとときも、また格別な楽しみです。
そして、ついに今年のグランプリが発表されました!ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏した稲沢朋華さんです!
彼女の奏でるあまりに美しい音色に聴き惚れ、一音一音が心に深く響き、その音楽性の高さに感銘を受けました。忘れられない、まさに「魂の演奏」でした。グランプリおめでとうございます!
私の母校である桐朋学園音楽大学の4年生と知り、喜びもひとしおです。
今後のさらなるご活躍を心からお祈りしています。