2025.05.14
今年はモーリス・ラヴェルの生誕150周年です。
それにもかかわらず世の中ではラヴェルへの関心があまり盛り上がっていないようです。
そのことを残念に思われている東先生はラヴェルの魅力を皆さんお伝えしたいと演奏会を2夜にわたって開催されます。
5月10日の第1日目はソロ曲のみでのプログラム。
5月18日の第2日目はソロ曲と連弾、2台ピアノのプログラム。
私は5月10日のコンサートに伺いました。
ラヴェルのみのコンサートは今まで聴いたことがありませんでした。
ラヴェルと比較されるフランスの作曲家にドビュッシーがいますが、私はどちらかというとドビュッシーの方が好きでした。なので、ラヴェルに対してはとくに大きな期待感を持っていたわけではありませんでした。
ところが東誠三先生のコンサートでは、演奏が始まって第1音目からその美しい音に引き込まれました。森や街の情景が次々浮かび、その情景の中での様々な生き物の動きや空気感、色彩感を感じつつ、ラヴェルが生きていた時代に思いを馳せました。そして、耳を澄ませてその繊細な音に聴き入りました。
ラヴェルの曲がこんなにも素敵な曲だったということをあらためて体と心で感じることができました。コンサートに来ていた人たちの綺麗!美しいという声もあちこちから聞こえてきたので、私と同じ感動を味わった人も多かったのではないでしょうか。
東先生のコンサートのおかげで、ラヴェルの曲をもっともっと聞きたいという気持ちが湧いてきました。
こんな機会をくださった東先生に心より感謝いたします✨