2025.04.29
GWが始まりましたが、いかがお過ごしですか。
4月下旬からコンサートに行く機会が多く、毎回音楽っていいなあという時間を過ごしています。
その中で、4月26日にはJ.S.バッハ作曲「マタイ受難曲」全曲を聴きました。
指揮者はウーヴェ・ハイルマン、演奏はハイルマン合唱団&オーケストラ。
今まで3時間もの長大な「マタイ受難曲」はなかなか聴くチャンスがありませんでしたが、友人がオルガンで出演するというのでいい機会をいただきました。
コンサートが始まる前は、キリスト教徒ではない私が3時間もの長い曲を聴けるだろうかという不安があったのですが、指揮者のハイルマン、ハイルマン合唱団&オーケストラ、そしてソリストたちのレベルの高さ、心情に訴える演奏に惹きつけられました。
会場は響きの良いミューザ川崎シンフォニーホールで両側に歌の内容の字幕が出て内容理解を助けてくれました。
そのおかげもあって最後までイエス・キリストの受難への深い嘆き、悲しみ、後悔、祈りなどを感じながら聴くことができました。そして曲の最後の終結合唱にたどり着いて、その合唱が終わった後の会場内での長い長い静けさが続いた時にはいろいろな気持ちが交錯しました。
「マタイ受難曲」が初演されたのはライプチヒにある聖トーマス教会。今、計画しているドイツ旅行でもぜひ行きたいと思っている場所なので、今回全曲を聴けたことはとても意味がありました。聖トーマス教会の中で一体どんな気持ちになるのかと。