2025.02.24
昨日ドゥオールによる特別なワークショップがカワイ表参道パウゼでありました。
会場パウゼにはフルコンサートピアノSK-EXとEXがコンサートをする時と同じ状態で向かい合わせに置いてありました。
この2台を使って、ドゥオールと共演できる2台ピアノのためのワークショップです。参加者は6名で第1ピアノ用のSK-EXを弾くことができました。なんと贅沢なことでしょう!
そのワークショップに運よく私の生徒2人が参加できました。
曲は2人とも同じで「モーツァルト=グリーグ:2台のピアノのためのピアノソナタKV545より第1楽章」
小4のK君はドゥオールのコンサートに何度か聴きに行き、すっかりファンになり、レッスン受けてみたいとずっと言い続けていて、やっと念願が叶いました!
いつもコンサートで客席から見ていた藤井先生と弾けたことがとても嬉しかったそうです。2つの音が交わったときに違う世界が見えるということを体感して「二台ピアノ楽しい!」と言っていました。
中2のMちゃんはソロではモーツァルトの曲は弾いたことがありましたが、2台ピアノになったらどうなのだろうと興味津々で参加しました。Mちゃんは自分の演奏が始まって、先生方のご指導でどんどん演奏が変わっていき、音が調和していくという感覚を実感し興奮したそうです。
生徒たちにとってドゥオールのお二人の温かく楽しい雰囲気に包まれた中でたくさんの貴重なアドバイスをいただけたことは何事にも変えられない体験だったと思います。本当にありがとうございました!
そして一旦帰宅しその晩は同じ会場でドゥオールのコンサートがあったので再びカワイ表参道へ行きました。
第1部が4手連弾で〜ドイツ語圏に育まれて連弾曲〜、そして第2部は2台ピアノで〜2台ピアノが現代に伝えたかったこと〜、前半がバッハ、モーツァルト、シューベルト、ブラームスと言う私にとって馴染みのある世界だったのに対し、後半は時代も国も違う近現代の曲を集め、精神的な世界から飛び出して新しい音の実験を見せてくれたような感覚に陥った不思議な経験をさせていただきました。
期待に違わぬ演奏を聴かせてくれるだけでなく、いつも何か新しいメッセージを私たちに伝えてくれるドゥオール、ワークショップと合わせてとても有意義な一日となりました。