ポーランドのヨアンナ・ワヴリノヴィチ教授のマスタークラスを受講
2025.02.16
ヨアンナ教授はポーランド国立ショパン音楽大学副学長、ピアノ科主任教授を務められ、その素晴らしい指導力で多くの門下生が活躍しています。
2月13日にヨアンナ教授のマスタークラスを受講して来ました。
場所は銀座YAMAHAアーティストサービスで、ヤマハのフルコンサートピアノが2台あり、教授と受講生が1台ずつピアノを使ってレッスンを受けました。
ポーランド人にとってショパンは特別の存在、せっかくの機会にぜひショパンの曲でレッスンを受けたいと思い、ポロネーズ1番とノクターンop.27-2をレッスン曲として選びました。。
教授のレッスンは受講者にとって今必要なことは何かを瞬時に見抜き、楽譜の深い読み方、音の出し方、練習の仕方などを丁寧に指導してくださいます。そして例として弾いてくださるピアノの演奏の美しさに感動しました。
また、ショパンの音楽には常に歌がありどんな強い音を出す時も歌の心を忘れてはならないこと、楽譜に書いてある楽語の意味を表面的に捉えるのではなくどういうことを表現したくて作曲者その表記を加えたかを深く読み解く必要があることなど、一音一音細かくご指導くださいました。
上手なピアニストが良い指導者とは限らないですが、ヨアンナ教授は超一流の指導者だと感じました。
ポーランド語の通訳をしてくださった出口千尋さんのわかりやすい通訳を通して、内容の濃い充実した1時間を過ごしました。
思い切ってレッスンを受けられたことに感謝、この教えを生徒の指導にも少しでも役立て、私自身ももっともっと精進したいと思いました。