2023.11.26
11月19日の宮谷理香さんのコンサートの翌日は宮谷理香さんゆかりの21名が[A-Concert in Azumino]に出演しました。
心配した前日に降った雪は止み、朝は晴れてそれは美しい雪まじりの景色が見られました。
3年前に始まった[A-Concert]。不思議な名前だと思っていたらA-Concertの”A”には、「あづみ野、Artist, Ace, Amazing, Amitie, Aging」の意味が込められているそうです。
サブタイトルの”紡ぐ“には「歴史・幸せ・思い・思い出・人生・経験などを繋げる」という意味を持ち、参加された方やお客様に幸せな時間を提供したいと宮谷理香さんとあづみ野コンサートホール館長ご夫妻が企画した参加型のコンサートということです。
紅葉の名残を映してキラキラ流れる澄んだ川、雪を被った山々、ちょっとだけ張り詰めた空気、そしてわさび田の緑、そんな安曇野の自然の中で行われたこのコンサートがすっかり気に入ってしまいました。
さて、コンサートには年齢も職業もさまざまで小学生から音楽を専門とする学生、ピアノ指導者、そしてさまざまな職業の方が演奏し、それぞれの想いが伝わる心温まるコンサートでした。皆さんの迫真の演奏にとても刺激を受けました。
私はメリカントのショパン風のワルツ、ショパンのバラード3番を演奏しました。
日本中の名ホールで音響を担当してきた永田音響設計によるホールの素晴らしい響きとウィーン育ちのピアノの名器ベーゼンドルファー225の心地よい音色でとても気持ちよく弾けました。
初めてこのコンサートに参加して、これだけ立場も音楽への向き合い方も違う人たちが一堂に介して今までにない刺激を与え合うというこの企画の醍醐味の一端が少しわかったような気がします。癖になりそうです。
また来年11月に開催予定のこと、是非また参加したいと思っています。
このような企画をしてくださった宮谷理香さん、コンサートホール館長の長谷川ご夫妻に感謝です。宮谷理香さんは21名一人一人にたくさんアドバイスも書いてくださいました。ありがたいことです!
来年までまた皆さんにお会いできるのを楽しみにピアノも精進したいと思います。