2023.08.10
昨日は楽しみに楽しみに待っていた亀井聖矢さんのロン=ティボー国際音楽コンクール優勝を果たしての凱旋リサイタルを聴きに行きました。全国12カ所を回っての最終日、サントリー大ホールで満を持しての開催でした。
亀井さんの演奏は2019年にピティナの特級ファイナルで初めて聴き、人間業とは思えない超絶演奏テクニックに乗せて独特の感性をとても大胆に表現するすごい人が出てきたとその後ずっと応援していました。
そして昨日、生で聴く2度目の演奏は特級ファイナルからさらなる進化を遂げ、あらためてその卓越した才能に驚かされました。
前半はショパンの作品、後半はラヴェルの狂乱のワルツ「ラ・ヴァルス」、しっとりと「亡き王女のためのパヴァーヌ」、そして最後は難曲中の難曲のストラヴィンスキーの「ペトルーシュカからの3楽章」を演奏し、その圧倒的な演奏が終わると満席の観客が総立ちになりました。
プログラムが終わり、前後、左右の観客に丁寧にお辞儀、マイクを持った話もとても好感が持てました。アンコールは3曲、ショパン:英雄ポロネーズ、リスト:ラ・カンパネラ、バラキレフ:イスラメイ、私が聴きたいと思っていた曲がやっと生で聴けて感無量です。
これからも亀井君から目が離せません!