2023.01.28
今日開催された「ショパン国際ピアノコンクール入賞者による入賞再現プログラムの演奏と昼食の会」に行ってきました。とにかく素晴らしかった✨
この企画は横山幸雄さんがオーナーのレストラン「ペガソ」で1月14日から毎土曜日3回にわたり行われていたもので、今日はその3回目。1回目の横山幸雄さん、2回目の高橋多佳子さんに続いて、今日は宮谷理香さんの演奏でした。
レストランに着くとまず席決めのくじ引きがあります。私は何と1番を引き当て、ピアノの真前の席です。わあ、なんとラッキーなのでしょう!
食前酒のシャンパンがサーブされ、それを飲みながら待っていると、演奏会はまず宮谷さんがショパンコンクールの一次予選で演奏したという舟歌から始まりました。そして宮谷さんのお話へと続きます。そのお話がとても印象的でした。二次予選で演奏する前に聖十字架教会へ訪れ、ショパンの心臓が眠っている柱に触りショパンとゆっくりお話をしたそうです。そうすることでショパンとつながった感覚が生まれ、二次予選に集中できたそうです。
二次予選の時の気持ちを思い出しながら弾きますと言って演奏した当時と同じ4曲(ポロネーズ第7番、ノクターン第7番、スケルツォ第3番、バラード第1番)を2メートルも離れていない間近なところで聴くと、宮谷さんのショパンにかける情熱が直接伝わってきて、それはそれは感動的でした💓こんなに心を揺さぶられたことがないくらい心を打つ演奏でした。
演奏を終えた宮谷さん、爽やかな笑顔で挨拶をされ、そんな姿を見ているとショパンコンクールの時はどんな気持ちで演奏を終えられたのだろうと想像したりしました。
重い曲ばかりだったのでとおっしゃって、子犬のワルツと黒鍵のエチュードをアンコール、また、食事が始まると各テーブルを回って気さくに話をしてくださり、その合間にさらにもう1曲、前奏曲7番もサラリと披露してくださり、宮谷さんの温かい人柄にも接することができた夢のようなひとときでした💕
最後に、ペガソはお料理も素晴らしかったです!シェフの個性あふれるイタリアンを堪能できました。いい音楽と美味しい食事は人を幸せにしますね🌟