2021.02.12
少し前のことになりますが、武蔵小山ラポールステーション主催でのセミナーを開催しました。
その日は124年ぶりの節分の日になった2月2日(火)。赤松林太郎先生の「J.S.バッハ フランス組曲全曲6曲シリーズ」の第4回目を Zoomオンラインで開催いたしました。
今回もたくさんの方にご参加いただきました。どうもありがとうございました!
フランス組曲を第1番から順番に、各回ごとに1曲ずつじっくりと時間をかけて学ばせていただき、今回は第4番でした。赤松先生は2時間という限られた時間の中で伝えたいことの3分の1もお話できなかったとおっしゃっていました。それでも内容が濃く、聞き手としては満足感でいっぱいでした✨
学んだことはたくさんあるのですが、使用する楽譜により、また演奏する楽器によりさまざまな相違があることが大変興味深かったです。
ともすると自分の持っている楽譜だけを見て演奏しがちですが、ベーレンライターの初稿と第2稿、さらにもう1種類を見比べると、装飾音符やアーティキュレーション、曲順などでずいぶん違いがあることがわかり驚きました。
また、演奏する楽器の特性によってもたらされるテンポ、装飾音符の入れ方も違いにも気づかされました。
今回はエッガーのチェンバロ演奏、シフ、ペライアのピアノ演奏、佐藤俊輔のヴァイオリン演奏と様々な音源も聴かせてくださいました。
多方面からのアプローチ、演奏する際の選択肢を示してくださり、数種類の楽譜や表現方法を知った上で自分の演奏スタイルを作っていくことの大切さを教えていただいたセミナーでした。どうもありがとうございました。
これからも学びはまだまだ続きます。
今後も大変楽しみです!
このシリーズは残り2回となりました。
第5回(2021/5/14)、第6回(2021/9/24)はすでにピティナのWEBでお申し込みできます。また皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております💫