2019.08.31
作曲家の轟千尋(とどろき ちひろ)先生が 音楽物語「わたし、ピアノすきかも♪」というとっても素敵な絵本を出版なさいました!
絵はたかきみや、とても可愛く思わず微笑んでしまう絵です。お子さんはもちろんのこと大人の方も是非読んでみてください✨
お話の主人公は8才のミミ。ピアノの練習がいやになっちゃったミミがある日森の作曲家さんからのお手紙をもらい、森に行きます。さてミミはどうなったでしょう?!
この絵本のあとがきに轟先生の作曲家としての思いが綴られています。心に響くことが書かれていますので、少しお知らせいたします。
「作曲家は、自分の気持ちやアイディア、心にのこった風景や場面などを、音楽にして表現します。そしてそれを人につたえるために、一つ一つこだわって、そして心をこめて、楽譜に書きます。つたえたいことは山ほどあるのに、作曲家が楽譜にかけるのは、音符や記号だけ。音にこめた思いや、音の細かい表情などのすべてを書くことはできません。
ですが、目に見えなくても、メロディの動きや和音のひびき、リズムの使い方なだ、いろいろな方法でそれらをめいっぱい表現しています。あとは、楽譜を読む人が気がついてくれることを信じて、バトンを渡します。
そこから先は、みなさんの力がひつようです。作曲家が楽譜に書けなかった気持ち、音の表情、間合い、さらに音の手ざわりやかおりなどを、あれこれ推理してほしいのです。
想像したり、実験したり、先生やお友達に相談したりして、さいごには、あなただけの答えを見つけてください。
そして、そのあなたの考えたアイディアを、自信を持って、家族、先生、お友だちに、どんどん話して、そしてそれを、音にしてみんなに届けてほしいのです!」
楽譜にはたくさん宝物が隠れています。その中からどんな音楽を探せるか、自分で探せるようになったらそれは楽しいです!そして練習も楽しくなります!それができるようになるようにピアノの先生はお手伝いしています❤️