2019.06.06
ピティナで開催している「音楽総合力upワークショップ」の第3回目に行って行きました。今年で10年目になるそうです。このワークショップはピアノ以外の分野の素晴らしい先生方のお話が聞ける貴重なワークショップなのです。
今回は故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、日本楽壇を常にリードしてこられた秋山和慶先生(指揮者)と、その秋山先生と数多く共演されてきた大谷康子さん(ヴァイオリニスト)の超豪華なお二人をお迎えし、素晴らしいお話が聞け、心にずしんと響きました❤️
最近、奇をてらう指揮やピアノ演奏が多くなってきていて、それを批評家が褒めると観客もそうだと思うようになり益々人気が出てしまうということがあるそうです。
お二人から商業主義に踊らされず、本物の音楽は何か、世の中の人たちの聞く耳を育てる必要があるというメッセージ、考えさせられました。
本物の音楽は心で聞いている人には必ず伝えられるが、頭で聞いている人には難しいかもしれない。
正しい耳を育てるためにはピアノを教える教師の役割がとても大きいです。教師自身がしっかり勉強しなければなりません。
そして、それぞれ違う生徒一人一人の心を大切にすること、本当にそう思います。
子供達に幅広いジャンルの音楽を楽しんで聴いたり弾いたりする機会を与え、豊かな心を育てることがピアノの先生の使命かと思い、身が引き締まりました。
紳士的で謙虚な秋山先生のご本「ところできょう指揮したのは?」を購入し、サインもしていただきました✨