2017.11.17
ピアノランドシリーズを作曲した樹原涼子先生の《樹原涼子》を弾きたいシリーズの第2回ゲストは「舘野泉」先生でした。
今81歳の舘野泉先生は私が学生の頃、西所沢にあった「平野アートサロン」で何度か演奏を聴いたことがあり、とても懐かしく感じました。
そして、今日の演奏は何と温かく、美しい響きに満ちていたでしょう。どこまでも響き合う音を聴きながら舘野先生の深い人生を感じました。樹原先生とのトークもとても楽しく、子供の頃や浪人時代のお話しやら飾らず面白く、お人柄に惹かれてしまいました♡
今は大活躍ですが、舘野先生は2002年に脳溢血で倒れ右半身不随になりました。その後2年かけて左手だけの奏法を習得し「左手のピアニスト」として復活したのです。
今まで両手で活躍していたピアニストが左手しか使えなくなったときの絶望はどんなだったか、そんな時に息子さんが持って来た20世紀初頭のイギリス人作曲家が作った左手のためのピアノ曲。それを見たとたんに音楽が流れ始めて左手だからできる音楽あるのではないかと思ったそうです。
その後ほとんどない左手のための曲をいろんな作曲家に依頼して初演してきた舘野先生。樹原先生も舘野先生が左手のためのピアノ曲を演奏されていることを知り、作曲したそうです。
今日はプログラムにない曲も弾いてくださり、アンコールには樹原先生との連弾で「母の胸に」、そして月足さおりさんの「しずく」じーんと心が揺り動かされました。音楽の素晴らしさに感謝です☆