2016.09.23
音楽の父と呼ばれている「ヨハン・セバスティアン・バッハ」!生涯に鍵盤楽器を中心に1000曲以上も作曲しました。
小さいお子さんから大人の方までほとんどの方がバッハの曲を聴いたり、弾いたりしたことがあると思います。でも、ピアノを習って必ずするだろう「2声のインヴェンション」や「3声のシンフォニア」はとっつきにくいかもしれません。
私は今はバッハの曲の素晴らしさがわかり、大好きですが、小さい時はみんなと同じように難しいと思っていました。生徒さん達にバッハの曲の素晴らしさをどうやって伝え、教えたらいいだろうと指導するときにいつも考えています。
さてお子さんから大人の人にバッハの時代のバロック期多声音楽を学習できるように「日本バッハコンクール」ができ、今年で第7回目になります。
幼児部門から一般部門までさまざまなレベルに分かれていて、課題曲から1曲弾きます。手軽に多声音楽の勉強が小さいうちからできるので、うちの生徒達も受けています。
「日本バッハコンクール」を先駆けて、昨日は”バッハが教えてくれること”として「バッハづくし」というセミナーが浜離宮朝日小ホールでありました。3人の先生がわかりやすく、楽しくお話しくださり、バッハが更に身近になりました。鍵盤ハーモニカで2声のインヴェンションをアンサンブルしたり、バロック舞曲を少し体験したり、チェンバロの演奏を聴いてピアノとの違いを感じたりとあっという間の1日でした。
バッハの曲は堅苦しいものではなく、語るように、歌うように、自分で感じ考えた音楽をもっと自由に演奏できると素敵だと思います。