2022.09.29
あれだけ暑かった今年の夏も、だんだんと秋めいて朝晩は涼しく爽やかに過ごせる陽気になりました。
そして私はここを放棄し過ぎておりました。
先日、憧れの大好きな玉置浩二さんのライブに行ってきました。コロナに罹患後なので本調子ではなさそうでしたが、相変わらずの安定感と歌の素晴らしさ!とても幸せな時間を娘と過ごして来ました。
最近の玉置さんの歌には、周囲の方々への、世の中への 「愛」に溢れていると感じます。言葉一つ一つを丁寧に歌に乗せて紡ぎ出し、会場内を優しい眼差しで見つめながら歌っていました。
何だか玉置さんのライブのレポートのようになってしまいましたが、
こんな世の中だからこそ、音楽を奏でる上で、相手の事を考えられる「愛情」がとても大切で、それは普段の生活にも当てはまることではないかと思った事が沢山あります。
夏のコンクールシーズン、生徒さんが出場し、その時の講評の一つに、「もっと曲の楽しさを伝えられたら、更によい演奏になると思います。」というコメントがありました。
とても心に突き刺さりました。コンクールはどうしても自分の演奏に集中することになりますが、一歩冷静に、観てくれている人の気持ちを動かせてあげる、という事も大事なのではないかな?と。
一言で「感動を与える」といいますが「与える」って、相手の事を考え、思いやりを持ってこそ、出来ることなのではないでしょうか?
先日の安倍さんの国葬での、菅さんの 政治家としての枠を超えた、心から
「愛」のある弔事には皆様も心を動かされたと思います。
ドライに政治に冷静に向き合う事はとても大切ですが、「愛」ある政治ならば、世の中が明るい方向へ向かえるのではないでしょうか?
安倍さんの「花が咲く」のピアノ演奏は音色がとても優しく、総理大臣として日本を見つめる「愛」に溢れていると感じます。
レッスンで感じた事は、
本当に体調が突然悪くなってしまったら直前のお休みも仕方ないですが(私も、急性胃腸炎で立てなくなり、来て下さっているのにお帰りさせてしまった事があります)そのような理由ではなく、割と平気で何回も直前にお断りしてくる方も中にはいらっしゃります。(苦情をここでぶちまけているようですみません) 相手はその時間を準備して、空けている、という事が考えられなかったのかな?と残念に思います。一方、私も、生徒さんの優柔不断は、心から迷っていたのかもしれない、と思う気持ちも少し足りなくなる時があるのかな?と思いました。
お互いの立場を考えると、お互い、遺恨を残さずに対処できるのではないか、と思いました。
生活面では、ここ数年、イライラドライバーや、駅での喧嘩が増えているように感じます。心に余裕がないように感じます。
ノロノロ運転に前を遮られた時、イラッとすることは皆様にもあると思います。
でも、冷静になり、そのノロノロ運転の理由を考えてみましょう。高齢な方かもしれない、体の不自由な方かもしれない、楽しくドライブしてるのかもしれない、例え相手がそうでなくても、自分の心が「余裕」と「愛情」を持って物事を見ることができたのなら、とても穏やかに世の中を見渡し、過ごすことができるのではないでしょうか?
その、余裕が演奏でも表現出来るようになるのだと思います。
そう思えるには自分の心を強く鍛える事が必要な、あまり簡単なことではないのかもしれませんね。でも、少しづつ、そのような「愛情」が持てるように生活していきたいと思います。
発表会まであと1ヶ月強、体調に気をつけて目標に向かって、「来てくれるお客様に対する感謝の気持ち」を忘れない演奏が出来るように、生徒さんに指導していきたいと思います。