2020.10.04
10月に入り、だいぶ秋らしい気持ちの良い陽気になってきました。今年はずっと暑かったので曼珠沙華も今頃がとても奇麗ですね。
今日は理論力を鍛えると更にピアノが楽しくなるよ、という事を。(少し大人向け)
日々、基本的な(といっても音大卒レベルの)理論は流石に身についておりますが、「教える」という立場になった時、分かりやすく説明するために、分かっている事を空き時間にもう一度見直し、解き直し、あ、もしかしてここを工夫しないとわかりにくいよなぁ、など考えながら勉強し直したり、実際指導している時に再発見する事が多々あります。
生徒さんも、どうしてこうなるのか、という事が1つ理解出来ると、その先の5つくらいまでを演奏に反映出来るようになるな、と感じる事が多いです。分からなくてしんどいだけだったのね、という事が多々あります。
また、現30代後半からの音大出身者は他で学んでない限り、新理論(作曲分野にまたがるコードなど)を学ぶ機会はあまりなかったと思います。
先生によってそれぞれなので、私の場合、副科で自主的に作曲理論を学んでいましたが、やはり「副科」、少し忘れかけていることも本を読んでいると気が付きます。その都度、理解しながら弾いて見ると勿論思い出し、更に音楽的幅が広がるのを感じ、とても楽しくなります。
よく、理論ばかりでは音楽的センスは固くなるよ、などと言う先生もいらっしゃいますが、私はそれはどうなのかな?と思います。数学や理科、小論を書くときを思い出してみて下さい。柔軟性は理論の上に成り立つのでは、と思います。
読む→実践する→理解する→自分の身につく
その繰り返しで自分の棚が積み上がるのだと思います。
また、それらを磨くために、毛嫌いせず、様々なジャンルの音楽を聴いてみて下さいね。