2019.05.28
ピアノはどうしても練習が必要な習い事です。幼稚園で習い始め、始めは少しの練習でも弾けて、コンクールでもいい成績を取れて、、それは楽しいでしょう。しかし、小学生になり、次のステップに行く際、どうしても練習しなければ上達は望めません。例えば、片手練習、出来ない所だけを取り出し練習、指番号を間違えないように注意する練習、、沢山あります。小学生なら、あ~面倒いヨー!って楽しくなくなるのは自然な事だと思います。私だって辛いもの。しかし、練習すれば必ず出来るんです!私はそれを何回も実感してきました。大人になってピアノを楽しんでいる方は皆様そうだと思います。学生の頃は辞めたいと何回思った事か。
最近は子供が辞めたければ、楽しくないのなら辞めさせてよい、というご家庭が多い傾向にあるかなーと思います。そのような事を助長している変な教育家まで記事を書いている。(この人って習い事やったことあるのかな?と思ってしまうような記事です。)それぞれのご家庭の事ですから、私はあまり口出ししたくありませんが、その子のこれからがとても不安になります。楽しくない〜、辞めたい〜、親に言えば楽勝〜と思う習慣がつくのではないかと。今後のお勉強方面での持久力にも影響があるのではないでしょうか。
勉強は子供は学ぶ義務があると思っています。絶対、一生懸命やるべき。やらせなきゃ駄目だと思います。
字を習って、綺麗な字が書けなくて納得するまで泣きながらやる、という一方、ピアノは優勝出来ないならコンクールは出ない。そのための練習は嫌だ、と言う。両局面あるのですが、このケース、負けず嫌いとは言えない、嫌な事から逃げてただ目立ちたいだけに思えるのは私だけでしょうか。そこで本当に辞めさせていいのでしょうか?一旦目標を立ててクリアしたらその先を考えるという方法を選択しないと何でも中途半端になりそうですよね。プロになるわけじゃないから、辛い思いはさせず楽しいままにさせたい、という理屈はどんな習い事にも通用しないのではないかと思います。習い事は普段の習慣、その人の生き方、考え方を形成していく上での訓練なのではないでしょうか?
ピアノは運動と同じで、3日間やらなければあっという間に振り出しから戻りましょう、になってしまいます。
将来やりたくなったらもう一度という考えもあるかと思いますが、それはある程度のレベルまで頑張って、力尽きてしまった人が言ってよいセリフだと思います。まだまだ入口の小学低学年の段階では、もう将来やることはないかな、と思います。
ピアノを通じて、自分のお子様をどうさせたいのか、もしかしたら半端な気持ちで親は関わってはいけないのかな、と感じております。出来れば、練習する事を乗り越える精神力を養うサポートをご家庭で真剣に考えて欲しいなーと思うのです。そのような事を考えた事のある先生、沢山いらっしゃると思います。