2017.03.23
こんにちは。なかむら音楽教室の中村です(^^)
私は、レッスンの導入期には、間違えないで正確に弾くこと以上に『星のようにキラキラ』や『波の上をゆらゆら』と想像して音を出す感性が持てるようになってほしいと思っています。
高学年女子Aちゃんが、学校の音楽室で自分の練習中の楽譜を広げた時のこと。
私が書き込んだ“チョコレートの音”や“こんぺいとうのように”の注意書きを見た人に
「何これ。さっぱり意味わかんない!!」と突っ込まれたとか(^^;)
でも彼女には、どんな音なのかイメージがわいているのです。
音の強さや質を、場面や風景、色でもイメージ作りします。
「どうやってやるの?」と質問する人はいません。
何とかしてやってみようとするのです。
「もっと弱く!」と言うよりも「おばけが出そう!ぞわぞわーーっとした感じ」と言うと、
その音を出そうとするその子の頭の中は、たちまちきもだめしの自分を思い浮かべたり…
そーっと音を出すことに加えて、背中を丸めたり、手をふるわせながら弾いたりと、
その他もろもろ笑いをさそう表現がついてきます。
『弱く』と『おばけ出そう』の表現。
どれだけ想いをめぐらせるかの違いが大きいことは、想像できますね。
音の質を感じられるとピアノの世界はぐっと広がります。
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