2016.04.18
何となく暗譜が出来たと思っていても、1音1音となると怪しくなります。
バスを待っている時、ちょっと退屈なホームルームの時間、入浴中等、
頭の中で曲の始めから全ての音を確認して行きます。
例えばバッハのメヌエット ト長調BWV114でしたら、
左はGHD(ソシレ)、右はD(レ)で始まり
右がGAHC(ソラシド)そしてH(シ)の時、
左がA(ラ)と合わせ、
とずーーと両手の音を思い出しながら、頭の中で鳴らして行きます。
鳴らせない?
ウ――ンその場合はちょっと悲しいですね(-_-;)
単に音だけを追って行くしか無いのでしょうがーー。
ここで小さい頃からソルフェージュを勉強して来たかどうかが問題になって来る訳です。
耳の訓練は4歳から6歳がピークです。
その後は和声の勉強と絡めるしかないでしょう。
本題に戻り、
そうして全ての音を思い出して行くと途中でアリャ?ここはオクターブだったか?イヤ単音だったか?とか
音は4つだった?イヤ、第5音は省略されていたか?
等と迷う部分が出て来ます。
そして、そこを楽譜で確認して行く。
最後まで全ての音を確認出来ると暗譜はほぼ完璧です。
長い曲になると暗譜したつもりでも1音1音確認して行くと、???と思う箇所が出て来ます。
それを全て確認して行く事によって、その曲の全体像が把握出来る様になり、個々の作曲家のつくりが判って来る様になるのです。