2016.04.16
楽譜を写真で写したかの様に図として絵として捉える。
これが進んだ方は読書すると本を写真で撮ったかの様に1瞬で脳に写して行く事が出来る様ですが、それの凡人編です。
見開き2ページの楽譜を絵として脳に写すのです。
以前、音の読み方でも書きましたが、人間には、見た物を絵として脳に写すと言う能力が有ると思います。
あそこに先生の注意書きが有って、あそこに丸印を付けていて、あそこに鉛筆の注意書きが有った等々。
ですから、同じ曲でも自分の楽譜は1段に4小節ずつ印刷されているのに、友人の楽譜は1段に5小節ずつ印刷されていたりすると、同じ曲でも大変弾きづらくなりませんか?
私はダメですね。
物凄く違和感を感じます。
何故なら無意識に楽譜を脳に写し撮っているからだと思います。
以前、私の生徒さんが横山先生のレッスンに自分の楽譜を忘れて来たと言うので(*_*;人の楽譜を借りて、レッスンを受けました。
私は、「あああーーもう、ダメだーー」とこの時点で思いました。
やはり、いつもの彼女の演奏ではありませんでした。
後日、その事を先生に伝えると
「ああそりゃあ、ダメだよ。」と言われました。やっぱりそうなのです。
先日、テレビでミュージカルの指揮を初めて行うと言う方が兎に角スコアを全部覚える。
その為に、楽譜についている書き込みやシミまで覚えたと言われていました。
シミ?そう、楽譜を頭に写し撮ったのです。