2015.03.29
随分以前になりますが、二葉先生の研修で
「演奏に大切な事は何でしょう?」とのご質問に先生方から
「表現力です」「音の美しさ」「音楽的感性です」と次々答えが出されたのですが、
二葉先生のお答えは「テンポ(速さ)です」
と((+_+))
一瞬意外なお答えに思えましたが、確かにテンポが違うと曲全体が違う物になってしまいます。
それを痛感したのはレモリ先生がドビュッシーの12の練習曲全曲をアッと言う間に弾き終えられた時、
改めて「ああこれが本来のテンポだったのだ」と(-_-;)
ツエル二―の指定テンポは速い事で有名ですが、中には二分音符100と書かれているのに四分音符100と勘違いしている人も居る程。
ただ、ある時、後輩の先生から
「自分の生徒のツエル二―30番が全く先に進まない」と言われたので「先生は優秀でおられたのであのテンポで弾いて来られたのでしょうが、普通の小学生には難しいと思いますよ」とお話すると「そうなんですか?」と言われ(;´∀`)
お子さんや勉強途中の生徒さんに対しては、やはり、そのテンポの取り方は先生の「さじ加減が大切ーー」と言う事でしょうか。
指定されたテンポで弾く事ー当然な事ですが、これはなかなか大変な事ですね。