2015.02.11
高校になると「国公立も受験したい」と言う声が生徒さんから出ます。
私自身、高校の先生に「国立も受けたらどうだ?」と言われ、この私が国立(*'▽')?と舞い上がり、
ピアノの先生にお話すると
「お前はバカか?
演奏活動をしながらピアノを教える事が夢だったんじゃないのか?
国公立の受験勉強の為にどれだけピアノの練習が割かれるか判っているのか?」と一喝され撃沈。
そう、私は(おそらく高校の先生も)
音大のピアノ科と国公立の教育学部音楽の違い等何も知らなかったのです。
有る例ですが
音大のピアノ科では
ピアノのレッスンがマンツーマンで40分から60分、4年間必修。
有る国公立の教育学部では
ピアノのレッスンは2年目からで
90分間に7名ほど。
4年間必修と言う所は少ないようです。
演奏の優秀な方はほどんど授業以外個人的にレッスンを受けているそうで。
つまり目指している物が違うのです。
音大のピアノ科は演奏の専門性が高く、国公立の教育学部では「教育とは何か?」と言う学問を踏まえて音楽教育と研究実践する人材を育成、簡単に捉えると学校の先生になりたい人には最適な所でしょうか。
問題なのは「学校の先生等100%なりたくない」と断言しているにも関わらず名前に魅かれてトライする場合です。
入ってから何が勉強したいのか、どういうカリキュラムになっているかを17歳の高校生に調べろと言うのは酷な事かも知れません。
オープンキャンパスにも行って欲しいのですが、これも各大学の広報だと言う事も忘れないで欲しいです。
1つの判断基準として入試問題、課題を見るとその大学が何に重きを置いているかが判ります。
ただ、それも素人の方には難しいかとーー。
私達レスナ―も出来るだけ多くの情報を入手して提供しなければと思います。
私のピアノの先生の様な事を言えば今の時代、パワハラで訴えられかねませんが、私はあの一言で目が覚めました。
入学してから「違う( ;∀;)」と言う事が無い様にーーと願います。