2025.10.26
文化祭の季節になり、今年も合唱コンクール。
夏休みに入ると、又、生徒さんが合唱伴奏の楽譜を持って来られました。
「今年は受験生だけど、又伴奏、引き受けたの?」と聞くと
その生徒さんは笑いながら、
「もう、弾いてくれるでしょ?って感じだったので」と。
素直で優しい彼です。
しかし、最近の合唱曲は、本当に複雑で、
ピアノ伴奏の楽譜も難しくなる一方。
勿論、指使いは全く書き込まれていません。
「じゃあ、私が指使いを書き込む迄弾かないでね。」と例年の様に、又私がせっせと指使いを書き込みます。
左手の部分は、弾きながら、右手で書き込んで行く訳ですが、
右手の部分は、1小節弾いては鉛筆に持ち替えて書き込みを繰り返すので、
2,3時間は係ります。
すると「ん??」
この楽譜、どうなっているの?
普通、4拍子の曲なら1拍毎に書いて、
タイ等で続けますが、その伴奏譜は、プロの私が見ても、拍が滅茶苦茶。
良く音大の入試問題で
「この間違った記譜法を正しく書き直せ」と言う問題が出ますが、まさしく、そういう類の有り得ない譜割り。
学校の音楽の先生はこの楽譜をご自分で最後までご覧になっていないのか?
このままでは弾ける訳は無いので、ご自分では全く1度も弾いた事も見た事も無い?
そう言う楽譜を生徒達に候補曲として提示し、
そのまま生徒にコピーして渡してしまっているのかーーーー。
私は、自分が弾かないままの曲をそのまま生徒さんに渡す事等、有り得ません。
必ず、自分でも弾いてみて、どんな曲か、どこが弾きにくい箇所かを確認する訳ですが。
同じ音楽を教えている者としては、伴奏を頼むなら、音楽教師が一度は自分でも弾いてみて、間違いが有れば、きちんと書き直してから生徒に楽譜を渡すべきだと思いますがーー。
仕方無く、その部分を正しい記譜法に書き直して、貼り付けて渡しました。
この楽譜を生徒さんが直す事は難しい。
生徒さんは、猛暑の夏休みもずっと時間を費やして頑張って弾いて来てくれました。
中学校の賞の場合、教育的観点から昨年と同じ生徒さんに賞を渡す事を避けられている事も有る様ですが、3年連続で「最優秀伴奏者賞」を頂けたと言う事は、押しも押されもしない、素晴らしい演奏だったと言う事だと思います。
伴奏や指揮を弾き受けた生徒さん達が費やした時間と努力は、膨大です。
音楽の先生には、その点をシッカリ、評価として
表してあげて頂たいと思う私です。
クラスの為に引き受けて、頑張って懸命に練習して下さった生徒さんに、「おめでとう\(^o^)/」