2024.04.21
今年の発表会、演奏レベルが高かったーーと、我ながら感動。
まず小さい生徒さん達。
弾くお子さん、弾くお子さん、完璧!
普通初めての発表会や、まだ小さい生徒さんの場合は、何とか弾くのがやっと。
頑張ったね――と言う感じになるのですが、
出て来る生徒さん、出て来る生徒さん、まず落ち着いたお辞儀、完璧。
演奏、バッチリ。
堂々とした最後のお辞儀。
普通、大人でしたら、照明の当たったステージに1人上がり、客席に向かって立った時点で足が震えます。
その中で誰も
「さあ、ピアノに座って弾きましょう。」とは言ってくれない訳で、
お子さんがその場で自分でヨッコイショと高いピアノの椅子に座り、
出だしの音は?
速さはどれ位で弾き出そうか?とあの小さい頭の中で自分1人で考えて、弾き出す訳です。
どの生徒さんもテンポがぶれない。
その曲の表現もお子さんなりに頑張って付けてくれてーー。
聴きながら、すごいーー((+_+))
最近は小学校の行事でも皆平等にワンフレーズずつの挨拶文を覚えて発表したり、
ステージの真ん中に代表1人だけが立って目立つ――と言う事は極力避ける傾向になっています。
皆で一緒に――と言う事が多いのですが、
ピアノの演奏は完全にソロ(独奏)ですから。
精神的にも自分を支えるのは自分一人しか居ません。
中高生は部活や勉強も忙しいですし、自意識が出て来るお年頃ですので、自由参加にしています。
そんな中でも部活や勉強で忙しい中学生も軒並みクラシックで勝負してくれました。
モーツアルト、チャイコフスキー、ガーシュイン、バダルジェフスカ、ドビュッシー、ベートーヴェン。
これ等の曲はプロでも演奏される曲ばかりですから、どうしてもその演奏と聴き比べられてしまうので、発表会で弾くには大変な曲ばかりですが、
本当に良く練習して下さいました。
其々の作曲家の時代、形式、生き様、人生をレッスンの中で聴きながら、生徒さん達は日々練習して下さいました。
其れこそがクラシック音楽を弾く醍醐味です。
勿論ポピュラーも生徒さん達には馴染みが有って楽しい訳ですが、殆どが編曲物になっていますので、楽譜に寄って中身が其々異なります。
又最近の曲は、兎に角やたら超速い、歌詞も何を言っているのか判らない程速いのですが、それを自分のイメージ通りに弾こうとすると中々無理が出ます。
全体的にどの演奏も充分な聴きごたえの有る
レベルの高い発表会だったと思います。
今、発表会のお写真をお渡ししているのですが、
女の子はドレスを着ると本当にお姫様。
男の子もスーツを着ると途端に紳士に。
とっても素敵です。
思えば私の頃は、発表会の服装はお出掛け着でしたが、今や羨ましい程素敵なドレス。
生徒さんのお母様に寄ると
「ネットで格安で借りられるんですよ。
2,3着取り寄せて、返品も出来ます。」と言われ
私も子供の頃からあんなドレスを着て弾きたかったーー(笑)と羨ましく思います。