2019.08.11
私の元生徒さんで今、ピアノの先生をされている方から
「今度受験生を担当する事になりました。
音楽理論とソルフェージュを先生に教えて頂きたい。」と連絡が参りました。
しかし、彼女は非常に優秀な方でしたので
「貴女は音楽理論、判ってるでしょ?
私が教えたのだから(笑)」と言うと
「私自身は判っています。
けれどもその教え方が判らないので、
先生の所へお伺いしたい。」と言われ、
私は可愛い教え子に久々に会えるのですから「来て、来て(^^)/」と大歓迎。
しかし、教え方が判らないと言う事が有るのか?--と?
そう言えば、以前小学校の先生に調号の説明をしていると
「エエー?そうだったんですか?(>_<)
僕はト二イホ~と丸覚えさせられたんですよ。」と言われたので、
「全調を覚えられたのですか?
大変でしたでしょう?」と私が言うと
「大変でしたよ。
でも教職で音楽の試験が有るので兎に角丸覚えしろ!と言われてーー」と(-"-)
もう1人の小学校の先生は、
「私は♯は角が4つ有るから(うん?)ドレミファソでト長調、
♭は角が3つだから(ええ?)~と教えられた。」と言われ、大笑い。
もう、こうなったら、コジツケ以外の何物でも無くーー、ヒドイねえーーと2人でお腹を抱えて笑いました。
こんな教え方をして、一体その先、調の関係をどう説明して行くのか。
けれども、もしかしたら、そう教えた方もご自身がそう教えられたのかも?
悲惨な話です。
私のその生徒さんは昨年お子さんが産まれたばかり。
子育ても家事も仕事も一番忙しい時期ですが、
ご自分の生徒さんの指導の為に、子供さんをあっちに預け、こっちに預けされながら、この猛暑の中を、遠い私の所まで通って来られました。
生徒さんの為により良い指導をしたい、と思われる本当に誠意の有る、良い先生になられたのだなあと、とても嬉しく思いました。
勿論、私は長年自分で試行錯誤して来た教え方を全て伝授させて頂きました(*^^)v