2018.04.16
有るコンクールで私の前の席に座られていた母子。
お子さんは小学3、4年生位でしょうか。
お喋りから、どうも松江から広島まで来られている熱心なご様子。
髪もきれいにセットし、素敵なドレスで堂々とステージに。
出だしは良かったのですが、途中何でも無い所で、躓くとそのまま立ち直れず最後までーー(*_*;
そのお嬢さんは、ステージを降り、ドレスを持ち上げながら、半泣きでお母さんの元へ戻って来ました。
そこで私は、お母様には
「頑張ったね。良く最後まで弾いたね。」と抱きしめてあげて欲しかったです。
ところが、そのお母様はスックと立ち上がると、鬼の形相でその子を振り切る様にドアから出て行かれ、そのお子さんは
「お母さん、お母さん。」と泣きながら追いかけて行きました。
こうなっては、最悪な結果です。
お母様のお気持ちも痛い程判ります。
この日の為に母子でどれ程練習された事でしょう。
どれ程、準備されて来たのでしょう。
しかし、残念だと思う気持ちは毎日練習した当人が、お母様の数倍、堪えている事なのだと何故大人が、理解出来ないのかーーと思いました。
コンクールに出た事を今後に向けてプラスに持って行く様に配慮する事こそが、大人の最大の役割です。