2017.07.13
大学在学中、有る先生が
「本番で演奏が遅くなる奴は異常だ。
本番になると心臓が速くなるから、演奏も速くなる。」と話され、な~る程と納得した事が有りました。
ステージ上で演奏者が暴走するシーンを何度見た事かーー。
この本にもその様子が刻銘に描かれています(*_*;
「止めて、止めて、そこで落ち着いて(*_*;」と心の中で叫び続けるも演奏者は顔を真っ赤にしながら、猛スピードで転がる様に突っ走る。
もう、見ている方が(いえ、聴いている方が)この怖ろしい光景に真っ青。
これがお知り合いの先生や、友人の演奏なら、崖から飛び降りんばかりの演奏に
「落ち着いて―。ブレーキ、ブレーキよ(*_*;」と。
何せピアノは独奏楽器。
オーケストラの様に指揮者も居ません。
管弦や歌ならピアノ伴奏者等が居ますから、ソリストが暴走しかかっても、しっかりテンポフォローして落ち着かせたりも出来ますが、ピアニストは演奏も指揮も自分一人。
誰も助けられません。
ある演奏会でピアニストが出番直前
「この楽譜持って居て!」と袖に居た私に楽譜を押し付けてステージ上へ。
渡された楽譜を見ると鉛筆書きで
7分25秒、7分31秒等と書かれている。
ご自分で演奏時間を計られたのかーー。
この長い曲を弾いて誤差がたったの数秒。
私は怖くて未だ本番前の練習で自分の演奏時間を計ったりした事は有りません。
恩師に「どうやったら本番上がらないのでしょうか?」とお聞きすると
「ボクが教えて欲しいね。」と笑って答えて下さいました。
恩師をとても近くに感じながら、大学まで2人で歩いた事を思い出しました。(#^.^#)