2014.05.05
最近は、まずは体験レッスンを・・とお願いされることが多いです。「体験」ということで、お互いの初顔合わせが、何かワンクッションあって、ソフトでとてもいいなと思っています。
生徒さんだけでなく、私にも多少の緊張はあります。でもそこは、さすがに30年も教えていますと、せっかくピアノを始めたいと思って来てくれたこの日を、楽しく、期待の広がるものにしたいなという思いで、色々と工夫します。
ピアノはまだ弾けないのですから、音楽の基本である歌とリズムから始めます。よく知っている曲を、体やリズム楽器を使って歌っていきます。いつもなんとなく歌っていたうたが、どんどんイキイキとはずんできて、にっこり笑顔になります。
そして、大きなピアノのふたを全開にして、中身を見てもらいます。こんな風になってるの?これは何?と、みなさん興味津々です。ピアノって、白と黒の鍵盤だけで出来てるんじゃないんだね。大きな音から小さな音、高い音に低い音、そのダイナミックさを感じてもらいます。
私がずっとピアノを弾いてきて、今まだピアノってすごい!という発見をし続けている、その感動と、ピアノの素晴らしさを、体験という入口から感じてもらえたらと思っています。