2019.03.09
こんにちは。枚方市のピアノ教室、YOKOピアノ教室です。
最近聴いたコンサートシリーズ…、⑥で終わってしまっていましたが、本当にたくさん行ったのに記録できていませんでした。秋には内田光子さんも聴いたのですよ!あの時は、あまりの美しさと厳しさに衝撃を受けすぎて、3日間ピアノを弾けなかったという・・・。
今回は、先週聴いたクリスティアン・ツィメルマンのコンサート。私はずっとファンで、西宮の芸文に来てくれた時は出来るだけ聴きに行っています。前回はブラームスのコンチェルト1番でした。圧倒的な迫力とロマンに打ちのめされました。
今回は、ショパンのマズルカとスケルツォ4曲、そしてブラームスのピアノソナタ2番。
ショパンのマズルカは、ツィメルマンはポーランド人なので、どんなふうに弾かれるのかな?と聴いてみました。私が弾くときは、やはりリズムやアクセント、動くところ、止まるところなど、意識しながら、何か特別なものとして弾きますが、ツィメルマンはすっと、当然なのでしょうが無理なく、それでいてマズルカだな~と思わせるような演奏でした。言葉にするのは難しいですね・・。かれにとっては特別でもなんでもないのでしょうね。私は苦労していますが・・。
スケルツォは、もう十八番です。一番感じたことは、他の人の演奏では、ショパンというものを強く感じますが、ツィメルマンの演奏は、ショパンということを忘れてしまうというか、いわゆるショパンってこうですね、というようなことは感じられず、ただそこに音楽がある感じでした。これも言葉にするのは難しいです・・。
そして、意外とブラームスが一番良かった。なんといってもその音色の美しさ・・。ピアノってこんな音がするんだなと、今までにそう何度も感じたことがなかったような不思議な感覚を味わいました。いたるところに、人生を長く生きてきたからこその感情やイメージを感じました。素敵でした。アンコールもブラームスのバラードより3曲も弾いてくれました。嬉しいです。
今回は、ずっと譜面を置いての演奏でした。はじめはびっくりしましたが、暗譜で弾くことがだんだんつらくなってきている私にとっては、それもいいのでは?と思ったり、やはり聴衆にとっては気になるなあと思ったり。
難しいところです。