2017.05.27
こんにちは。
枚方市のピアノ教室、YOKOピアノ教室です。
先日、友人のご自宅にて、サロンコンサートを聴いてきました。
友人は、学生時代はピアノを専攻していたのですが、努力されてチェンバリストになった方です。
ご自宅はとても素敵なサロンになっていて、日常とさよならできる、異空間に・・。チェンバロは2台置いてあって、天板の内側には芸術的な手描きの花々が散りばめられています。
とっても繊細な楽器で、やはり温度や湿度の影響を強く受けるそうで、友人は自分で調律されるとか。いつも調律師さんにお任せの私からは想像できません。
その日はスカルラッティとヘンデルとバッハを演奏されました。3人とも、まさにバロック時代の作曲家。まさにチェンバロの黄金時代。
その当時、こう響いたのね・・、ききほれました。
バロック時代の作曲家の曲も、もちろん今はピアノで演奏します。当時の音色に似せて、ペダルを踏まずにノンレガートで演奏する人もいますが・・。 当のチェンバリストに聞きますと、
「バッハも、もし今の時代に来たら、ピアノに大興奮して、自由に演奏したはず。ピアノでできる音楽を思い切り表現したら良いのでは?」
との返答をもらいました。
確かに、友人の演奏は、本当に音楽の塊で、のびやかで自由に楽しんでいました。
バロック音楽といえば、装飾音符など、なんだか決まりが厳しいような気がしていますが、その時代の演奏のある程度の決まりを守れば、音楽主体の自由な演奏がいいのですね。ピアノはなかった時代ですから!
三人三様の曲の特徴をとらえた、素晴らしい演奏でした。やはり基本は歌心ですね♪
ピアノでバロック、自由にのびのびと楽しみたいです。