2012.03.08
ある日の午後、ピンポーンとインターホンがなったので出るとNHKの方でした。
「受信料について手続きがあります」
NHKの受信料ならちゃんと払ってますけど…というと
「BS放送の受信料についてです」
BS?!家はそんなもの映りません!!!契約した覚えもございません!!!ときっぱり言うと
「いえ、この建物は全室BSが見られるんです。リモコンのBSボタンを押してみて下さい。映りますから」
なんだって~~~?!いそいでリモコンを手に取り、【BS】を押してみる。
う、う、映った…。
「ではこれからはBSの受信料もお支払い下さい」
こちらからBS受信を申し込んだ訳ではないのだけど、集合住宅では棟で契約している事が多いそうです。
頼んでもないのに、勝手に映って料金請求だなんて…。なんだか納得いかないわ、ぶつぶつ。。
そう思いながらもう一度【BS】ボタンを押してどんなチャンネルがあるのか見てみました。
NHKBSと放送大学、時間帯によって民放、お試し期間とやらでFOXも。
ま、見る事もないなと思ってリモコンを置きました。
とある午後、腕の中で子供が寝てしまい身動きとれない状態に。(この状態からベッドにおろすと必ず起きる…)テレビのチャンネルもつまらなくて、ふと思い出しBSチャンネルを見てみる。
ふんふん、NHKもなかなか面白い番組があるじゃないか。
その中で気になった番組「名曲探偵アマデウス」。
見入ってしまいました!!!!おもしろい!!!!
探偵事務所の探偵、筧利夫さんが名曲をひも解いていきます。
名曲へのアプローチのしかたが面白い。駅弁とシューベルトだったり、就職活動とチャイコフスキーだったり、一見関係のないものと一緒に分析が進んでいくんです。
クラシックはあまり聴かない方も楽しめる番組だと思います。
また使われる演奏者が豪華。日本、世界のトップ奏者たちの演奏も楽しめます。
そして探偵役の筧氏の演技もコミカルで面白い!
前回は「フランク」の「ヴァイオリンソナタ」。
記憶喪失の登山家と一緒に分析が進んで行きます。
以前から知っていた曲ですが、曲の内容やフランクの人生を知ったことでますます感動。
ピアノは藤井一興先生でしたが、素晴らしかった…
私の母校では教鞭もとられていて、よく学校でお見かけしてましたが…
脱力がすごい!全く、全然、これっぽちも上体が動かない!!!!
なのに音にはちゃんと感情が吹き込まれている。
神業だと思いました。
ピアノは指を使って弾きますが、肩や腕に力が入ってしまわないようにトレーニングします(脱力)。
これがなかなか難しいんですよね。どうしてもどこかに力が入っちゃって、肩が上がったり手首が固くなったり。でもそのままだと指が素早く動かない、疲れる、などのちのち支障が出てくるので早い段階で指導します。
脱力が出来る、出来ないは、技術面においてとっても重要、最重要といってもいいでしょう。
フランクの新たな魅力と、日本のトップ奏者に感激!!