2016.01.31
昨今、ピアノのレッスンをすることで、知能の向上につながります・・・と言う先生や、教授の書籍、テレビなどでも多く取り上げられています
楽譜を譜読みしている時の「前頭前野」の働きは人間性に深く関係し、人生を豊かにするために最も重要な役割を担っているそうです
・・・と言われましても、それをすぐに実感するのは難しいような・・・・(;^ω^)
東大生の二人に一人がピアノを習っていたという検証もあります
まぁ、これは後付けのように思いますが。。
先日、5歳の生徒さんがコンクールに出場しまして、予選本選ともに2位
ピアノを初めてまだ2年です
彼女は、日常から聞こえてきた音楽を遊びながら、色々な調性で弾くことがあります
要するに移調です
そして、他の出場者さんの演奏曲を耳コピーしてきて、気に入った曲を「弾きたい」と言うので、楽譜を渡しました
耳コピーしてきた音は、ほとんど合っていました
でも、彼女はただ、楽しんで弾いているだけです
全体音感や初見の訓練も、幼いころから始めると集中力を要し、脳を鍛えていくことでより正確性の高い音楽づくりが目指せます
私は幼い時から、ただ楽しくて、弾けるようになった喜びが大きかったです
そのうち、人前や、伴奏などで発揮できる機会に恵まれ、周りの人たちに喜んでもらえることが、私の喜びと自信、そして誇りに繋がったように思います
グールドは、「芸術の目的は瞬間的なアドレナリンの解放ではなく、むしろ、驚嘆と静寂の精神状態を生涯かけて構築することである」と言っています
心と身体に向き合いながら、日々の生活の中から、自分の音楽道を見つけられたら素敵ですね