2015.12.31
映画「黄金のアデーレ~名画の帰還」を観てきました
クリムトが描いた黄金の女性「アデーレ」
数奇な運命を辿った名画に秘められた真実の物語・・・
作曲家ショスタコーヴィチの孫である駆け出し弁護士とアデーレの姪である82歳の女性が「黄金のアデーレの絵画を返してほしい」とオーストリアを訴えた実話・・・・
映しだされるウィーンの街並みや、風景が懐かしく、思いがけず私にとっても幸せの記憶を辿る時間となりました・・・
ウィーンのヴェルベデーレ宮殿には、クリムト以外に、アルフレッド・シスレー、エゴン・シーレなどの作品もあり、ロマン派以降の絵画がとても興味深かった
クリムトの「接吻」は、何よりも楽しみに開場と同時に館内へ
一番のいい場所にいる黄金の二人を眺めながら、朝陽の光がまるで天国へ誘うようで。。。美しい
クリムトは金細工で描く絢爛な作風で知られる画家ですが、法学、医学、音楽、哲学によるモチーフとなる作品からは人間の欲望やエロスさえも感じられます
私は大学4年生の夏休み1カ月を利用してウィーンに滞在しました
欧州の地を初めて肌で感じ、カルチャーショックのオンパレード・・・
ゆとりあるカフェで食べるお菓子や、ハプスブルク家の歴史、ドイツ語の響き、石畳に響く足音、鳴り響く教会の鐘、空気までも違った(笑)
散歩がてらにふらりと立ち寄った靴屋で起毛になっているブーツを記念に購入し、それからの冬の季節が楽しみでした
やはり、寒い国は機能的なのだと納得と感動・・・履きつぶしました(笑)
改めて貴重な時間であった
私にとって2015年は新しい生徒さんとの出会いと、卒業していく生徒さんの別れなど、発見や勉強の機会も多く、感慨深い日々でした
2016年は新しいことにもチャレンジしたいと計画中です
明年も充実したレッスンと、私も更なる精進を重ねていきたいと思っています