2015.08.25
真夜中の演奏会・・・・習慣になりつつあります。
日曜日の真夜中にNHKBSプレミアムで、放映されています。
ウィーンフィルによるシェーンブルン宮殿の庭で開催される真夏の演奏会・・・・
ハプスブルク家の歴史と誇りが今でも残る宮殿です。あのベルサイユ宮殿を目指したようですが、途中、戦争で財政難になり、未完成だそうです。
エリザベート王妃のお部屋がいくつもあり、生活感が垣間見られたことを覚えています。
欧州の地を初めて踏んだのは、大学4年生の夏。大学に置いてあったパンフレットが目に留まり、両親に相談したところ、旅費を工面して送り出してくれました。
ウィーン夏期講習は、1カ月ありました。
ベートーヴェンの「フィデリオ」で幕を開けたオペラ座
ザッハー・ホテルの「ザッハトルテ」
ウィンナーカフェ
クリムトの絵画
芸術を堪能するには1カ月では足りないくらいで、モーツァルトの生地:ザルツブルクにも練習の合間に足を伸ばしました。
欧州では、もっとも陽が長い夏時間(6月)は、11時くらいまで昼間のように明るく・・・
芝生に寝ころびながら聴く、ささやかな夏の贈り物がこの演奏会・・・♬
聞き入ってしまいました。
レッスンはもとより、実りが多く、講習中に得た他大学の友人や刺激もいっぱいで、ドイツへ留学するきっかけにもなった思い出深い忘れられない夏。
ウィーンへは、それ以来、出かけていないのでまた訪れたい遠地です。