2015.08.13
直木賞受賞した東山彰良先生の「流」を拝読。
まるでジェットコースターに乗っているかのようなスピード感。
東山先生は、現在、勤めている大学で、同僚の中国語の先生です。
物語は、蒋介石が亡くなり、祖父の死をきっかけに歴史を紐解きながらも、自分の人生とは何か・・・・大陸を渡って自身のルーツを遡り、友達、恋愛、受験、家族、・・・様々な要素が溢れている青春小説。
先生独自の視点から光るユーモアいっぱいの、センテンスがセンスよくちりばめられていて、生き生きとした日本語が心に響きました。
時が流れ、人の気持ちも流れ、その時々に身を任せながら・・・「生きる」ことにフォーカスされている御本です。
後期の授業で、お会いした時は、ゆっくりとお話を伺いたいです。