2015.06.20
少し前に写真集が発売された「アドバンスト・スタイル」
4年の歳月をかけて日常を追いかけているこの映画に登場している7人は60歳オーバー
人生という劇場のために、毎日、おしゃれを楽しみ、綺麗に口紅を付けていた
人生のエンディングに向っている女性たちは「素敵でいたいだけよ。若く見られたいなんて思っていない」
20代の頃に、ドイツの最寄りの駅で電車待ちをしている時、金髪をエレガントに夜会巻きにし、真っ赤なコートに、ハイヒール、そして手袋にヴィトンを持って立っているマダムを目にしたときの瞬間を今でも覚えている
留学時代、私は湖のすぐ裏にあるコンサートホール近くに住んでいた
きっとクラシック鑑賞の帰りのご婦人だったのだろう
帰国後、初の文楽観賞で元宝塚男役トップの麻実れいさんを、見た時も同じような感動があった
私の前列に座られ、存在が気になって仕方がなかった(笑)
それから数年後に、蜷川舞台「オイディプス王」を拝見し、芸でも魅せられファンになってしまったのは言うまでもない
年齢や見せかけだけの美貌にとらわれることなく自分のスタイルを磨き続ける・・・改めてインスパイアされました(^^♪